YORONresearch

世論 (YORON) を 研究 (research) する場 (Bar?) です…

代表・編集責任者  松田映二

最近のトピックス 

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■内閣府は、コロナ禍中において面接調査から郵送調査に切り替えていた世論調査を、従来方式に戻すかどうかの有識者ヒアリングを行いました。その一人として回答(2022/12/7)しました。発言要旨は匿名処理して公開(2023/3/30)されています。調査史に残る調査法の転換が正式に決定されるかどうか。ヒアリングの便宜のためにまとめた回答予定稿(回答前日に調査関係者に送付済)を調査史への記録として開示しておきます。

SR-2023???? 『続・世論調査』執筆過程を開示予定

■最近、岩波新書『世論調査』吉田洋一・西平重喜著(昭和31年8月17日第1刷発行)を度々ひも解きます。朝日新聞社入社後に指導・教育をしてくださった今井正俊氏から譲り受けた資料の一つです。戦後の日本の復興期以降に政策決定の指針となったのは標本調査でした。わずかな回答から全体を推測できるという不思議(疑問)を解き明かす解説・啓蒙書として世論調査の意義を広めた名著です。近年の世論調査はその精神と科学性を無くし、社会資本から社会弊害へと変わりつつあります。私は「世論調査の終焉」という視点に抗って調査法の改善を試みてきました。その過程で学び気づいた事柄を、このサイトの中で複数章を同時並行にて執筆過程を開示する形で公開していこうと思います(校了版ではなく適時更新する予定です)。詠み人知らずの歌が永く人々の心に残るように、世論調査の方法論も受け継がれていくことを期待しています。そう、「終焉」ではなく「復興」を願って。

■2022参院選の議席予想記事が的を射ていたかどうか検証してみました。時間と紙幅の都合により、朝日・毎日・産経・読売・日経の5社のみの分析になりました。各社の議席予想はほぼ的中しましたが、各選挙区の情勢予想では優劣がくっきりと分かれました8/31開示の暫定版を9/30に確定版に差し替えました。

■2021年衆院選の議席予想記事が的を射ていかどうか検証してみました。時間と紙幅の都合により、読売・日経・毎日・朝日の4社のみの分析になりました。手作業部分が多く、誤記が残っている可能性をご理解いただいたうえで、ご参考ください

 YORONresearch は世論を測る調査方法を研究しています

■YORONresearchは、世論を測る調査方法を研究しています。内閣支持率や政策への評価および賛否などを調べる「世論調査」などの調査結果を信頼していますか。信頼できますか――「安心してください。信頼できますよ」と言えるための調査方法を考えることが私たちの役割です。世論調査に限らず市場調査における調査方法の進展についても注目していきます。マーケティング分野の調査は、学術や報道分野に先駆けて革新される傾向があるからです。日々の取り組みの中で気づいたことや、とりとめのない思いなどを「My View」に記録していきます。調査方法にかかわる知見は、専門外の人にも理解しやすい形で「Tips/Facts」に収録していきます。これらの詳細や学術的な論考は「References」「Other Ref.」にある論文等で確認できます。これまでの講義や講演、発表のスライドなどはできるだけ最新のものから「Slide/Rept.」にて多少時間をかけて整理しながら随時開示していきます。

■私たちの考えと活動方針は「About Us」で紹介させていただきました。健全な調査方法を目指すために「3つの優先」規範(倫理綱領:①調査対象者の安全を優先する、②調査結果の精度を高めることを優先する、③精度/調査誤差を見極められる情報の開示を優先する)を定めています。調査への協力率が低下していることやその影響を受けた調査費用の高騰のために、最近の調査法では精度よりはコスト低減を優先する傾向が強くなっています。そうした苦境の中で、信頼できる調査法の開発あるいは学習を目指す方々の思いに資する情報提供になるよう心掛けます。「私たち」と述べているのは、私だけではなくこうした活動に協力してくださる方々と思いを一つにするためです。情報提供などご支援をいただければ幸いです。

YORONresearch  松田映二

お知らせ(トピックス)

20220930(金) TF-20220930 「2022年参院選予想議席の評価」 (確定版に更新)を開示しました。2022年参院選の議席予想記事が的を射ていたかどうか検証してみました。朝日・毎日・産経・読売・日経の5社のみの分析です。8/31開示の暫定版を9/30に確定版に差し替えました。

20220706(水) MV-20220706 「2022年参院選の情勢報道 」(0707一部更新)を開示ししました。7月6日までに報道された参院選の議席予想を整理してみました。読売・日経や産経、共同通信およびブロック紙による調査が「auの通信障害」の時期と重なりました。調査に支障はなかったのでしょうか?

20220331(木) MV-20220331 「棄石(すていし)がキセキを」を開示。「世論調査の時代」から「データの時代」へという先達の年始の挨拶を受けて、調査法の研究で投じる棄石の意味を考えながら新年度を迎えます。

20220328(月) TF-20220328 「2021年衆院選予想議席の評価」を開示。2021年衆院選の議席予想記事が的を射ていたかどうか検証してみました。読売・日経・毎日・朝日の4社のみの分析です。

2021/11/18(木) TF-20211118 「選挙予測の精度評価について」を開示。選挙区での当落の可能性を当選確率として算出し、それを党派別に積算したものを予想議席とします。精度評価にあたっての注意点をまとめてみました。

2021/11/03(水) TF-20211103 「情勢変化か調査不良か」を開示。2021年衆院選の議席予想の精度はどうだったのか。終盤情勢と選挙結果を追加して更新しました。電話へ自動発信した調査の予想は大きく外れ、唯一のネット調査のみが的中。新しい調査史の始まりです。

2021/10/27(水) MV-20211027 「たっすいがは、いかん!」を開示。放送大学の対面集中講義「『調査の科学』入門」で使用予定の「2021年衆院選(10月31日投開票)の報道各社議席予想・比較一覧表」を掲示し、調査法と各社議席予想に対する所感を記しました。

2021/07/29(木) 「MV-20210729 「調査の科学」の講義を終えて」を開示。「調査の科学」をテーマに「社会学特殊講義A」で使用した配布資料(pdf)も「Slide/Repts.の★社会学特殊講義A」に開示。

過去のお知らせ(バックアップ)

2020/08/10(月) 「My View」「Slide/Rept.」(「統計学入門」第7回標本…)を更新しました。

2020/07/01(水) 「My View」「Tips/Facts」「Slide/Rept.」(面接調査の講義追加)を更新しました。

2020/06/07(日) 「My View」と「Slide/Rept.」を更新しました。

2020/05/29(金) 「Slide/Rept.」に「社会調査法基礎」第6回 量的調査(郵送調査)を追加しました。

2020/05/25(月) 「Tips/Facts」を更新しました。「Slide/Rept.」は作業中。

2020/05/08(金) 「My View」「Tips/Facts」「Slide/Rept.」を更新しました。

2020/05/01(金)  YORONresearchのホームページを公開しました。ご支援いただければ幸いです。